甲状腺ホルモン疾患

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甲状腺は直径約5センチメートルの小さな腺で、首の前方、喉仏の下の方にあります。甲状腺の機能は、体の新陳代謝を盛んにするホルモンを作る臓器です。この機能に異常があると体の新陳代謝にも異常をきたし、代謝を過剰に良くしてしまったり、逆に代謝の働きを弱くしたりします。甲状腺の病気は女性、それも20代から40代の女性にたいへん多い疾患です。


こんな症状はありませんか?

  • ・安静にしているのに、心臓がドキドキする。
  • ・暑がりになり、汗をたくさんかく。
  • ・よく食べているのに痩せてきた。
  • ・肌が乾燥してきた。
  • ・手指が細かく震える。
  • ・脈が静かになった。
  • ・首にしこりがある。

以上のような症状がある場合には、甲状腺機能に異常がある可能性があります。

甲状腺疾患の種類

甲状腺疾患の種類は、大きく2つに大別されます。

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症の症状は、体の代謝が亢進されることから出現します。例えば、心拍数の増加、血圧の上昇、不整脈、多汗、手の震えや睡眠困難、食欲の増進にもかかわらず体重が減るなどです。また、高齢の方の場合は、これらのような症状は出ずに、衰弱、眠気、混乱、無口、うつ状態になることがあります。

◇バセドウ病について

甲状腺機能亢進症を引き起こす疾患としては、代表的なものにバセドウ病があります。この疾患に当てはまる患者さんの多くは甲状腺が腫大し、首が張って見えます。バセドウ病は、自然に軽快される例もありますが、ほとんどの場合は治療が必要です。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの産生が不十分になってしまい、新陳代謝が低下する病気です。症状としては無気力で頭の働きが鈍くなり、忘れっぽく、ひどくなると痴呆になってしまうこともあります。他にも体全体がむくんでしまったり、髪も抜け、皮膚もかさかさになり、まぶたは垂れて、顔の表情が乏しくなってしまったりします。

◇橋本病(慢性甲状腺炎)について

橋本病(慢性甲状腺炎)は甲状腺が自己免疫の異常により炎症を起こす病気で、甲状腺機能低下症の原因の中でもっとも頻度が高いものです。橋本病でも甲状腺が腫れることがあり、その腫れは触ってみるとバセドウ病より表面がごつごつしているものが多い傾向があります。また、この炎症により甲状腺の機能が低下してくると甲状腺機能低下症となり顔がむくんできたり、皮膚が乾燥してきたり寒がりになります。ただし、甲状腺機能が正常である場合には、橋本病だからといって治療の必要はありません。

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